愛情に救われる。

一見面白くなさそうな戯曲がある。読んでみると抑揚が無く、とく歌ったり踊ったりするシーンがある訳でもない。

でも古今東西、名作と呼ばれるモノにはかならずそう呼ばれる理由がある。舞台「令嬢ジュリー」もそのひとつ。

戯曲のなかの数多ある宝物が見つけられない俳優が演じると、それを本当に荒れ果てた大地にしてしまう。

今回はそうじゃなかったことを、佐藤佐吉賞が教えてくれた。

俳優は臆病だ。

どんなに素晴らしい演技をしても、つまらないと言われたら一巻の終わり。

でも。客席から笑い声ひとつ起きなくても。

もし賞なんか無くても、誇りをもって無責任な連中を突破して観客に喜びを与えるのが仕事なんだ。

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